この記事では、普通のサラリーマンを退職して、企業顧問になった経験から書いたものです。
シニア(50〜60代)の方で企業顧問に興味がある方、また、副業で顧問を検討されている方に有用な情報が書かれています。
具体的には、企業顧問の役割や業務内容から始め、キャリアパスの概要、スキルの必要性、成功するためのポイントなどを解説します。読者の皆様が自身のキャリアにおいて企業顧問の道を模索する際の参考になれば幸いです。
結論
専業、副業に関わらず、企業顧問になることは、シニアの方々にとって魅力的な選択肢であろうと思います。
経験と知識を活かし、組織やビジネスの成果に貢献できると同時に、自己成長やチャレンジの機会を提供してくれます。
企業顧問の仕事に興味がある方々は、自身の経験やスキルを磨きながら、キャリアパスを構築していくことが重要です。
以下では、企業顧問のキャリアパスについて詳しく解説します。
シニア世代にお勧めする理由
企業顧問の仕事は、経験と知識を活かして組織の成果に貢献する魅力的なキャリアです。
以下に、その理由をいくつか挙げます。
経験と専門知識の活用:
企業顧問としては、自身の経験と専門知識を活かし、組織やクライアントの課題に対して効果的な解決策を提案する役割を果たします。自身が培ってきたスキルや知識を最大限に生かせる点が魅力です。
自己成長とチャレンジ:
企業顧問としては、さまざまな業種や組織に携わる機会があります。新しい環境や課題に直面することで、自己成長やチャレンジの機会が与えられます。また、自身のスキルや知識をさらに高めるために学びの機会を求めることもできます。
私の場合は、AIについての興味があったので、その点にこだわって情報を集めて、AI関連企業における顧問ニーズを収集して、スポット契約も含めて、AI関連企業での顧問実績を増やしていきました。
柔軟な働き方
企業顧問の仕事は、フリーランスや独立して行う場合もあります。自身の働き方を柔軟に選びながら、自由度の高い仕事を実現できます。副業(複業)やリモートワークとの両立も可能であり、ワークライフバランスを保ちながら働くことができます。私の場合、2022年の実績で言いますと、平日10時〜17時までの間で実質2〜3時間の就労という感じでした。
事例やサンプル
実際の企業顧問のキャリアパスや成功事例をいくつか紹介します。以下は、企業顧問として活躍する方々の具体的な事例です。
ケース1:経営コンサルタントからの転身
経営コンサルティングファームで長年の経験を積んだ後、独立して企業顧問として活動するケースで、いちばん耳にするケースです。
経営コンサルティングの知識や手法を活かしつつ、より深い関与と貢献をすることができます。
経営コンサルティングでは、多くの企業や業界の課題に取り組むことで幅広い経験を積むことができていますので、その経験をもとに、より具体的なソリューションや戦略を提供し、組織の成長を支援します。
また、独立することで自身のスケジュールやクライアント選定にも自由度が生まれ、自己成長やチャレンジの機会を広げることができます。
クライアント側から見ても、コンサルティングファームの品質で、そこに依頼するよりも安価にサービスを受けられるので、顧問紹介サイトなどの募集件数を見ていると、ニーズは年々高くなっている感じですね。
ケース2:業界専門家の活躍
特定の業界において高い専門知識を持つ(いわゆる、エキスパート)の方々が、企業顧問として活躍しています。
その業界におけるトレンドや課題に対して的確なアドバイスや戦略を提供し、組織の成長に寄与しています。
例えば、医療業界の専門家であれば、医療機関や製薬会社に対して、効率的な経営や新たなビジネスモデルの提案を行います。
業界専門家としての豊富な知識やネットワークを生かし、組織の課題解決や業績向上に貢献します。
また、業界の最新動向や市場トレンドに敏感であることから、組織の競争力を維持するための戦略立案やイノベーション推進にも携わることができます。
ケース3:元経営者からの転身
自身が経営者として企業を経営した経験を活かし、企業顧問として活動するケースもあります。(個人事業主でも良いと思います)
経営者としての経験から得た洞察力や実践的な知識をもとに、他の経営者や組織に対してアドバイスを提供することで、ビジネス成果を最大化します。
元経営者の企業顧問は、経営者としての視点や意思決定能力を持ちながら、客観的な視点から組織の課題を分析し、解決策を提案します。
また、自身の経営者としての成功や失敗から得た教訓やノウハウを伝えることで、経営者や経営幹部の成長と発展に貢献します。
それから、経営していた会社の規模の大小はあまり関係ないと思われます。と言うのも、知人の例(65歳以上の女性)では、僅か10名ほどの小企業の代表者が上場企業の社外取締役になっていたりします。
まとめ
上記の事例は、50〜60代の皆様が企業顧問としてのキャリアパスを検討される際に、参考になる情報を共有しました。
各個人の経験と知識を生かしながら、自身のキャリアをさらに充実させることが可能であることが、私自身の「複業・顧問」体験からもわかっています。
また、企業顧問の役割は多岐にわたり、経営コンサルタント、業界専門家、元経営者など、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方々がご活躍されていることもお伝えしました。
自らのスキルや経験に自信を持ち、新たな挑戦に臨むことで、充実したキャリアを築いていくことができるでしょう。
今回は、企業顧問としてのキャリアパスに関する事例やサンプルのご紹介でした。
今回の投稿が、皆様にとっても有益な情報となっていれば、嬉しいです。